ケンケン乗り!?

車で通勤途中、反対車線の自転車通学の女子中学生。すれ違ってすぐに感じた違和感。
そうだ。
ケンケン乗りだ。

子供の頃、サドルに跨って漕ぎ出すのはお子ちゃまだけ…と勝手に思い込み、大人達のケンケン乗りに憧れたものだった。誰に教わったのでもなく、多分小学校中学年の頃には練習して会得したのだと思う。

それが、平成生まれの長男の自転車通学姿を見て驚いた。サドルに跨ってから漕ぎ出していた。
「ケンケン乗りしないの?」
「何、それ。昔はそんな乗り方してたの?」
誰も回りではしてないらしい。

驚いて、改めて周りの人々に聞くと、私たちの世代が「ケンケン乗り」の最後の世代だと言う。そうか、会得にコツやら練習がいるくらいなら、安定したサドルに跨っての漕ぎ出しの方がいいに決まっている。

「今じゃ、学校や警察の自転車教室もそう教える。だいたい、電動アシストでそれやったら、事故起こすよ!」

きっぱり指摘した友人は、私より数年若い。
どうやらここが“世代間の分断”か。

2020年早朝。すれ違ったあの子は誰に習ったのだろう。